四十九日法要も喪主挨拶がある…。
葬儀告別式だけでなく、
その後の法要でも続く、喪主としての挨拶。
そろそろ親の状況を考えて、
慣れない事だらけだし、
慌てずに準備が出来るようにと、
マナー本を揃えて調べたり、
互助会で働く知人や、
実際に親の葬儀と法要で喪主を務めた友人にも、
「四十九日法要挨拶の例文」と、
「挨拶内容を考える時のポイント」も、
教えて貰ったんで、
「すぐ役立つ様に、残しておこう!」
と記事にしました。
あなたも、
「四十九日法要の喪主挨拶で悩む!例文が知りたい!」と、
困っているなら、参考になると思います。
四十九日法要の喪主挨拶例文は勿論、一周忌や三回忌の喪主挨拶例文、
「服装やお返し」についても、
マナーに沿ってお話しします!
ぜひ、読み進めてみて下さいね。
法要とは?
「法要」とは、
亡くなられた方の冥福を祈って、
供養をする仏教の儀式です。
仏教では、
「亡くなった人は、七日ごとに審判を受け、
死後四十九日目に、
極楽行きか地獄行きかが、
決められる。」
と言われるからです。
なので、
遺族は「亡くなった人が仏として成仏する」
とされる四十九日目まで、
「七日ごと」に法要を営みます。
- 初七日(しょなぬか)7日目
- ニ七日(ふたなぬか)14日目
- 三七日(みなぬか)21日目
- 五七日(いつなぬか)35日目
- 六七日(むなぬか)42日目
- 七七日(なななぬか)四十九日(しじゅうくにち)49日目
ただ、
初七日と四十九日を除いては、
「遺族のみ」で営まれるのが一般的です。
通常は、「四十九日をもって忌明け」とし、
この日以降は「年忌法要」となります。
忌明け後は、
「百か日、新盆、一周忌、三回忌、七回忌」と、
年忌法要が続きます。
- 一周忌(いっしゅうき)満1年目
- 三回忌(さんかいき)満2年目
- 七回忌(ななかいき)満6年目
日取り決めの際、
法要を行なう予定の日が「平日となる場合」には、
直前の土曜日、もしくは日曜日に、
ずらすのが通例です。
そして!
招待者には「引き出物」を用意します!
法要の引き出物の価格相場は、
「3,000~5,000円」位の日用品や商品券が多いです。
ご参考までに。
初七日法要の喪主挨拶の例文
マナー本を揃えて調べたり、
互助会で働く知人や、
実際に親の葬儀と法要で喪主を務めた友人にも、
「初七日法要と四十九日法要挨拶の例文」と、
「挨拶内容を考える時のポイント」も、
教えて貰ったんで、お伝えしますね!

- 挨拶とお礼
- 遺族の思い
- 決意とお願い
- 結び
重要とされているのは、
「初七日法要」と「四十九日法要」。
僧侶を招き、正式な法要を行いますが、
最近では、遺族の都合を考慮して、
「初七日法要を葬儀の日の骨上げ後」に、
行われる事が増えています。
- 喪主:夫
- 故人:妻
「本日はお暑い中、妻○○の初七日にお運び頂き、
まことに有難うございます。
又皆様には、先日の葬儀の折にも、
温かなお心づかいを頂きました。
謹んでお礼申し上げます。
(お礼)
--------------------------------------
まだ日の浅いこともあって、
なかなか気持ちの整理がついておりませんが、
こうしてお集まり頂いた、皆様のお顔を拝見しますと、
心が和みます。
葬儀当初は、なにか現実離れした、
別の世界での出来事のように感じられました。
しかし、日が経つにつれ、
少しずつではありますが、○○が逝ってしまったという現実を、
受け入れられるようになりました。
(遺族の思い)
--------------------------------------
本日の初七日法要まで、皆さまには色々ご心配をおかけしました。
又、何かにつけてお気づかい頂きました事、
心より感謝いたします。
(感謝)
--------------------------------------
いつまでも悔やんでばかりはいられません。
これからは、娘夫婦や孫たちに迷惑ばかりかけず、
○○の分まで精いっぱい生きていく事が、
供養ではないかと思っております。
(決意)
--------------------------------------
どうぞ皆さま、これからも私どもを○○の生前同様に、
ご指導、ご鞭撻くださいますよう、お願い申し上げます。
本日は、本当に有難うございました。」
(結び)
- 喪主:長男息子
- 故人:父
「本日はお忙しい中、父○○○○の為にご参列いただき、
有難うございました。
おかげさまで葬儀、告別式に続き、
遺骨迎えの儀、ならびに初七日法要を、
無事執り行うことができました。
(挨拶)
--------------------------------------
皆さまにおかれましては、
まことに長時間にわたってお付き合いくださいました事、
遺族を代表いたしまして、謹んでお礼申し上げます。
故人も、さぞ感謝していることと存じます。
又、ご住職さまをはじめ、
世話役の○○様~、(数名)皆さまには、
表だった事から裏方に至る事まで、すっかりお世話になりました。
改めて厚くお礼申し上げます。
(お礼)
--------------------------------------
何も、おもてなし出来ませんが、
ささやかな酒宴を用意いたしました。
少しでもお疲れをいやして頂ければ、
故人も救われると思います。
どうぞ、ごゆっくりお過ごしくださいませ。
又、心ばかりの品も用意してございます。
お帰りの際に、お持ちください。
本日は、まことに有難うございました。」
(結び)
- 喪主:長男息子
- 故人:父
「皆さま、本日は故○○○○の初七日法要に、
たくさんお運び頂き、まことに有難うございました。
(挨拶)
--------------------------------------
こうして皆様のお話しをうかがうたびに、
私どもの知らない、故人の人となりを知る事ができ、
改めて感じ入っております。
(お礼)
--------------------------------------
もうしばらく、こうして過ごして参りたいのですが、
そろそろお開きの時間となりました。
又、皆さまと故人の思い出話ができればと存じます。
お手元に心ばかりの品を用意してございます。
どうぞ、お持ちくださいませ。
本日は、有難うございました。」
(結び)
法要の際の服装は?
法要の際の服装ですが、
服装は通夜・葬式と同様で、七回忌までは変わりありません。
男性はブラックフォーマルか、ブラックスーツで、
靴下や靴は黒を着用します。
女性もブラックフォーマルです。
黒の長袖ワンピースやスーツを着用し、
ストッキングやバッグ、装飾品も黒を身につけます。
「七回忌以降の服装」は、
これまでの法事と少し変わり、少し軽装になります。
男性は、
「ダークスーツにシャツ」、
「派手すぎない色のネクタイ」などで、問題ありません。
女性は、
「グレーや紺、ブラックのスーツやアンサンブル」を着用します。
靴やバッグも派手でなければOKです。
※「近親者のみが出席する法要」の場合、平服で良いケースもあります。
四十九日法要での喪主挨拶の例文
「四十九日法要」では、
本位牌を仏壇に、
白木の位牌を、菩提寺に納める作業を行ないます。
※この日に納骨となる場合が大半になっています!
そして、
法要での喪主挨拶の内容も、
時間が流れるに従い、
「遺族の葬儀からこれまでのこと」が、
話の中心となって行きます。
- 喪主:長男息子
- 故人:母
「本日は、母○○○○の四十九日法要に、
お忙しい中、ご参列頂きまして有難うございました。
又、おかげさまをもちまして、
納骨の儀を終えることができました。
(挨拶)
--------------------------------------
皆さまにおかれましては、
先日の葬儀の際には、何かとお世話してくださいました事、
謹んでお礼申し上げます。
(お礼)
--------------------------------------
葬儀当日は、非常に慌ただしく、
悲しむ間もなく時間が過ぎてしまいましたが、
しばらく経ちますと、何か心の中にぽっかり穴が空いたような、
言い知れない寂しさにとらわれました。
その間、皆さまからは、
温かい励ましをたくさん頂戴いたしました。
本当に有難うございました。
母も安心して成仏したことと存じます。
(遺族の思い)
--------------------------------------
父と母の眠る、ここ○○霊園の近くには、
ツツジや八重桜、また秋の紅葉が美しいことで知られる、
青葉山がございます。
季節の折にでも、
お立ち寄り頂けると、故人も喜ぶと思います。
(お願い)
--------------------------------------
ささやかですが、
忌明け(きあけ)の膳をご用意いたしました。
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
又、心ばかりの品もご用意させて頂きました。
お帰りの際にお持ちください。
本日は、まことに有難うございました。」
(結び)
実は、
次の「四十九日法要の喪主挨拶」は、
知人の方が、奥様を亡くされ、
「実際に法要でお話しされた内容」なんです。
四十九日法要に招待して頂き、
「とても良い挨拶をされたなぁ。」と思い、
ご本人の承諾を得て、
皆さんにもご紹介しますね!
- 喪主:夫
- 故人:妻
「四十九日の法要に際しまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。
早いもので、
妻が逝ってから、ひと月以上も経ってしまいました。
落ち着きましたら、
少しずつ遺品を整理していきたいと思っておりましたが、
一つ取り出しては、
これはあの時の、これはあの時のものと、
次々に思い出がよみがえり、今日に至ってしまいました。
元気でいた時には、さほど感じなかった妻のありがたさを、
今更ながら思い知らされています。
こんな私を見て、きっと妻は笑っていることでしょう。
皆さまには、通夜から葬儀、
そして葬儀を終えてからも、なにかとお世話になりながらも、
ろくな挨拶すら出来ない有様でした。
深くお詫びいたしますと同時に、
皆さまのお力添えに、改めてお礼申し上げます。
お忙しい中、せっかくお運び頂きましたのに、
たいしたご用意も出来ませんでした。
お口汚しですが、
忌明けの粗餐(そさん)をご用意させて頂きました。
召し上がって頂ければ、
妻もきっと喜ぶと思います。
本日は、本当に有難うございました。」
一周忌での喪主挨拶の例文
- 喪主:妻
- 故人:夫
「本日は、お忙しいところ、
たくさんの皆さまにお運び頂きまして、
まことに有難う存じます。
ご多忙の皆さまを何度もお呼びするのは、ご迷惑とも思い、
内輪でささやかに済ますつもりでございましたが、
にぎやかな事の好きだった夫を思いますと、
それも忍びないと思いまして、
皆さまのご都合も考えず、ご案内を差し上げた次第です。
こうして夫の大好きだった皆様にお越し頂き、
故人もとても満足していると思います。
改めてお礼申し上げます。
(挨拶とお礼)
---------------------------------
月日は、年を追うごとに、
だんだん短くなると申しますが、
私どもにとって、この一年はまさにそうでした。
夫を見送ってからしばらくは、
虚脱感で、何も手につかない状態が続いておりましたが、
ここに来てようやく、
本来の自分を、取り戻せたような気がしております。
皆さまには、この間たくさんの励ましを頂きました。
温かいお心づかい、痛み入ります。
(遺族の思い)
--------------------------------------
たいしたおもてなしも出来ませんが、
心ばかりの席を用意させて頂きました。
ごゆっくりと召し上がって頂ければ、幸いです。
又、お帰りの際には、駅までお車を手配いたします。
どうぞ、心おきなくお過ごしください。」
(結び)
- 喪主:長男 息子
- 故人:父
「本日は、お忙しい所、
父、○○○○の一周忌法要に、多数おいで頂きまして、
有難うございました。
皆さまにおかれましては、
葬儀、告別式をはじめ、四十九日法要に至るまで、
数々のお力添えを下さいましたこと、
改めてお礼申し上げます。
(お礼)
---------------------------------------
父が亡くなってからの、この一年は、
父の遺志を継ぎ、家業に必死の思いで取り組む毎日でございました。
こうして、まがりなりにも、
一周忌法要を無事営むことが出来ましたのは、
何事につけ、いたらぬ私どもに、
父の生前と変わらぬご厚情を、差し向けて頂き、
ご助力賜りました皆さまのおかげでございます。
心より深く感謝いたしております。
(遺族の様子)
---------------------------------------
本日は、
ささやかではございますが、粗餐(そさん)をご用意させて頂きました。
しばしごゆるりと、お過ごし頂ければと存じます。」
(結び)
- 喪主:長女 娘
- 故人:母
「お久しぶりでございます。
お暑い中、ようこそおいで頂きました。
本日は、母、○○が亡くなりましてから、
ちょうど一年にあたります。
人様に無用な心配や迷惑をかけない、
というのがモットーの母でしたから、
一周忌法要はごく内輪でいたす事にしました。
(挨拶)
---------------------------------------
体調を崩しました晩年も、
心配するから誰にも言うなと、入院するぎりぎりまで、
明るく立居振るまっておりました。
母は強し、とつねづね思っておりましたが、
やはり鉄の女でありました。
そんな母を、今でも誇らしく思い出します。
(故人への思い)
--------------------------------------
湿っぽい話は母には似合いません。
今日は一つ、陽気に供養いたしましょう。
母の好きだった吟醸酒も用意しました。
ゆっくり過ごしてください。
本日は、有難うございました。」
(結び)
※「親族のみで一周忌法要を行うことにした理由」を、
挨拶の中に、簡単に述べるコト!
三回忌での喪主挨拶の例文
- 喪主:息子
- 故人:母
「本日は、お忙しい所、
母、○○○○の三回忌にお越し頂きまして、有難うございます。
おかげさまをもちまして、
無事三回忌法要を終えることが出来ました。
有難う存じます。
(挨拶とお礼)
--------------------------------------
あれから二年。
もう二年も経ってしまったのか、いや、そんなものかと、
今日の日を迎えるにあたり、ぼんやりと考えておりました。
晩年の母は好奇心旺盛で、
あちこちに旅行に行き、第二の青春を謳歌している様でした。
母のアルバムを整理しておりましたら、
旅行仲間の皆さまに囲まれて、
嬉しそうに微笑む写真がたくさん出てきました。
近くにいながら、滅多に顔を見せる事もしない親不孝者でしたが、
いなくなってしまいますと、
元気でいる間に、あそこにもここにも連れて行ってやれば良かったと、
悔いが残りました。
今は、あの世で再会した父と、
仲良く旅でもしているのではないかと思います。
(故人への思い)
-------------------------------------
本日は、
生前仲良くして頂きました、旅行仲間の皆さまにも来て頂き、
母も喜んでいることと思います。
しばし、
母の思い出を語って頂ければと存じます。」
(結び)
七回忌での喪主挨拶の例文
- 喪主:夫
- 故人:妻
「皆さま、お久しぶりでございます。
本日はお暑い中、遠方からわざわざお運びくださいまして、
有難うございました。
妻が亡くなりましてから、六年の月日が経ちますのに、
皆さまには変わらぬご厚情を賜り続け、本当に感謝しております。
(挨拶とお礼)
-------------------------------------
当時高校生だった長女も、
社会人として忙しくさせて頂いております。
妻が亡くなった後は、この長女が家事を引き受け、
長男や私の面倒も見てくれました。
又、長男も、
今春大学に合格し、新しい一歩を歩み始めました。
ようやく肩の荷がおりた感があります。
来年は、妻との銀婚式の年を迎えます。
妻は出席できませんが、子供と共に静かに祝うつもりでおります。
(遺族の様子)
-------------------------------------
せっかくおいで頂きましたのに、たいしたご用意は出来ませんでしたが、
しばし、妻をしのんで頂ければと存じます。
(結び)
そして!
仏壇を用意しなければいけない方、
いらっしゃいませんか?
四十九日法要までに「仏壇」の用意!
主人は長男ですから、
義両親のどちらかお一人が、先立多られた際に、
仏壇を用意する予定です。
私は、仏壇に関しても、
「仏壇の相場つていくらなんだ?」と、
主人と色々調べてみました!
- 取扱い仏壇店数No.1の「日本全国8,000店舗以上の仏壇店」と提携!
- 各地域(都道府県、市区町村)から検索できる!
- クーポン発行&ご仏壇の購入で最大30万円分のギフトカードが貰える!
- 各仏壇店の口コミ評価が分かる!
- 24時間365日即日対応
色々調べていると、
こんな会社を見つけましたので、
皆さんへも、ご紹介しておきますね!
「いい仏壇」という会社です。
提携店舗が多いのもいいし、
口コミが分かるのは、大きいですよね!
「最大30万円分のギフトカードが貰える」んで、
仏壇購入費用に充ててもいいし^^
うちも、利用する予定で話を進めています^^
※公式HP⇒いい仏壇
最後に
今回は、
葬儀告別式だけでなく、
その後の法要でも続く、喪主としての挨拶。
慣れない事だらけだし、
慌てずに準備が出来るようにと、
マナー本を揃えて調べたり、
互助会で働く知人や、
実際に親の葬儀と法要で喪主を務めた友人にも、
「四十九日法要挨拶の例文」と、
「挨拶内容を考える時のポイント」も、
教えて貰いました!
通夜、葬儀告別式が終わってからも、
喪主(施主)の挨拶は続きます。
大変ですが、
故人の事を考えて、つづがなく行える様にしたいですよね。
参考にして頂ければ、幸いです。