クリスマスローズの植え替え方
冬の貴婦人とも言われる、クリスマスローズ。
冬から早春のお庭の主役としても、大人気ですよね^^
花はうつむき加減に、控えめに咲くのですが、
クリスマスローズには、とても華やかさがあります。
そんなクリスマスローズを、
家で失敗しないように植え替え・植え付けをして
毎年、ふやしていきたいですよね^^
そこで、ポイントとなってくる、
植え替えの時期と、元気に育つための土や肥料のことを、
徹底的に調べました!
クリスマスローズの育て方 年間スケジュール

この年間のスケジュール表を見ると、分かるのですが、
それぞれの作業で、適している時期や、必要ではない時期などが、
ずくに分かると思います。
毎日行う作業というのは、2つの作業ですね。
- 花がら摘み
タネを取らないない場合は、花を摘み取ります。
色あせてきる時期を頃合いと判断して、
花首の位置を、ひとつひとつ切り落としましょう。
花がらを摘むのは、種をつけて余計な体力を、
消耗しないようにするためです。
※タネをとる場合は、タネが成熟するのを待ってから、
花柄を切り取ります。
- 古葉取り
秋になると、どんどん新芽が出てきますので、
生長を始める11月~1月頃に、
今まで付いていた葉(古葉)を、すべて付け根から切り落とします。
これは、十分に株元まで日を当てるためです。
そうすることで、花芽が上がりやすくなるんですよ^^
植え替えの時期とやり方
10月にもなると、各地の園芸店でも、
クリスマスローズの小苗が店頭に並び始めますね。
クリスマスローズの植え替えの時期は、
10月から翌年3月まで行うことができます。
ですが、一番適している時期は、10月から12月です。
クリスマスローズの、植え替えの時期の目安として、
キンモクセイの花が咲くころが、ベストなんですよ!
秋に苗を入手した場合は、根を完全にほぐして
古い用土と傷んだ根を、取り除いてから植えつけます。
生育がおう盛なので二回り大きな鉢に、
必ず毎年、植え替えてくださいね。
冬から春に苗を入手した場合は、
根を傷めると、生育が悪くなるおそれがあるので、
軽くほぐす程度にします。
それ以上、株が大きくできない場合は、株分けを行います。
鉢から抜いた株は、古い土を十分落とします。
黒ずんだ根は傷んでいるので、付け根から切り落として、
一回り大きな鉢に、新しい用土で植えます。
クリスマスローズの植え替え時の注意!
クリスマスローズの植え替えの時期は、春と秋です。
適しているのは秋。
秋には台風も多い時期ですね。
なので、植え替えが終わった後の、クリスマスローズが
毎日の雨の粒などで、用土がはがされてしまうのです!
株の根本に出て来た根が、空気にさらされて、
先端が枯れてしまっていますね。
もしもこういう状態になったら、慌てずに
再び、新しい用土をこの根に、かぶせてあげましょう!
そうすると、軸元から新しい根が出てきますよ^^
土と肥料はどんな種類がいいの?

土の準備
水はけのよい用土が適しています。
赤玉土(小粒)4:腐葉土3:軽石(小粒)3の割合で
混ぜた土などを使います。
緩効性肥料(マグアンプなど)も、適量いれます。
目安としてですが、都市部、関西、四国、九州地方などの場合は、
夏の夜間の温度が低下しにくいので、
赤玉土や腐葉土などの配分を少なくしましょう。
その代わりに、軽石の配分を増やして、土中の空間を多くして、
根腐れを予防するようにしましょう。
植え替えの作業をする場所は、根を乾燥させないような、
風の無い日陰の場所をえらびましょう!
苗からの植え替えの時は、
ポットの土の表面が、白く乾くようにします。
植えこむ部分の土に、水をかけて、若干湿らせて行いましょう。
植え替え直後には、水は与えません!
翌朝の早い時間に水やりをして、細根の発達を助けるようにします!
肥料
植え替え時期と、冬から春にかけて、
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。
鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、
10月から4月まで、液体肥料を月に2~3回施しましょう。
”10日に1回”を目安として、定期的に与えましょう。
半休眠時期の夏に肥料を与えると、根や株を傷めてしまいます!
かえって逆効果なので、与えないように注意しましょう!
肥料を与える場合、初期の段階には、薄く作ったものから、
何回かに分けて、与えていくようにします。
最初から、濃度の濃い肥料を与えると、肥料焼けをおこすことに!

ふやし方
クリスマスローズを増やしていく方法は、2つあります。
- 株分け
株分けをすることで、どんどんクリスマスローズを、
増やしていくことが、できます。
適している時期は、10月から12月ですが、
11月から翌年3月まで、行うこともできます。
あまり細かく分けてしまうと、株分け後の生育が悪くなるので、
少なくとも、3芽以上はつくように分けましょう。
- 種まき
5月から6月に熟したタネを、採取してすぐにまくか、
乾燥させないように、秋まで保存して10月にまきます。

種をプラグトレーなどには蒔かずに、4号~5号のポットに蒔きましょう。
プラグトレーなどの土の少ない容器に入れていると、
発芽までの期間が、数か月もかかりますので、
水管理がとても難しくなってしまうのです。
まとめ
●高温多湿に弱い!
●生育期は、定期的に肥料を与えること!
●クリスマスローズには、生育期と半休眠期がある
クリスマスローズの生育期間は、秋~春ですね。
半休眠期と生育期がある、というのを理解しておくと、
株の状態を把握しながら、水やりや置き場所など、
肥料なども、状況に合わせて管理ができますよ^^